【亜州ビジネス編集部】
タイ投資委員会(BOI)は28日、今月15~18日に開催した工業用部品メーカーの展示会「サブコン・タイランド」で7062組の商談が成立したと発表、契約額は225億2600万バーツ。今回は目玉イベントとして電気自動車(EV)産業に関するシンポジウムを開催し、中国の自動車大手7社がEV部品の現地調達率を40~90%に高める計画を発表した。
同展示会の開催は今年で18回目。国内の部品メーカー1500社以上が参加し、来場者数は4万4773人に上った。中国の自動車ブランドでは、◆比亜迪(BYD)◆上海汽車の「MG」◆長城汽車◆長安汽車◆広汽埃安新能源汽車(AION)◆合衆新能源汽車の「ナタ汽車(NETA)」◆奇瑞汽車(チェリー)――が出展した。BOIのナリット長官はイベントの成功を受け、国内の部品メーカーが世界のサプライチェーン(供給網)に統合できる能力を今まで以上に示す結果になったコメントした。
会場はバンコク東部バンナーの展示会場「バンコク・インターナショナル・トレード&エキシビション・センター(BITEC)」。サブコンの昨年5月の前回開催は160社以上が出展し、商談成立は8500組以上、契約額は200億バーツだった。