【亜州ビジネス編集部】
不動産・住宅情報のLIFULL(ライフル、本社:東京都千代田区)は4日、インスタントハウスの海外展開で豊田通商と業務提携したと発表。豊田通商がタイやインドネシア、ベトナムに持つ子会社などのネットワークを生かし、現地で生産・販売・設置を手掛ける。観光業や災害対策などの需要を見込む。
インスタントハウスは、テントシートを空気で膨らませながら内側から断熱材を吹き付けた構造物で、1棟当たり3~4時間で設置可能。長期工事や大きな資材搬入が難しい場所でもコストや環境影響を抑えながら導入できるという。ライフルは日本で宿泊施設やオフィスなどの用途で展開しており、地震の被災地に簡易住宅として提供した実績もある。