【タイ】23年のEC市場10%拡大、成長加速=デジタル省

【亜州ビジネス編集部】

デジタル経済社会省傘下の電子取引開発機構(ETDA)は、2023年の国内電子商取引(EC)市場が前年比9.8%増の5兆9600億バーツ規模に拡大したとの推計を明らかにした。サービスの拡充や決済方法の多様化、インターネットの普及拡大などを追い風に、前年実績(5.0%増)から成長が加速した。4日付バンコクポストなどが伝えた。

製造や卸小売り、運輸、保険など8業種のEC事業者3440社を対象として23年10~12月に実施した調査の結果から推計した。業種別の伸び率は、保険が31%、芸術・娯楽・レクリエーションが24%、卸小売りが13%と高かった。

調査では、全体の29%が「事業運営にAI(人工知能)を活用している」と回答した。また、アフィリエイト(成果報酬型)マーケティングについて、18%が「導入済み」、36%が「導入に意欲的」と回答した。

22年のEC市場は5兆4300億バーツ規模だった。

業種別

◆卸小売り=2兆8300億バーツ

◆製造=6990億バーツ

◆運輸=5520億バーツ

◆宿泊・食品=4280億バーツ

◆情報通信=2990億バーツ


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