【亜州ビジネス編集部】
タイ工業連盟(FTI)は、2024年の国内バイク完成車(CBU)の生産台数の目標を212万台とし、年初の目標を据え置く。前年の212万738台から横ばいの見通し。家計債務の高止まりで購買力が低下する中、ローンの与信厳格化などで販売が伸び悩んでいるものの、需要はあると見込む。新モデルの発売や販促活動が販売を後押しするとみて、目標を引き下げる必要はないと説明した。バンコクポストなどが伝えた。
仕向地別の生産台数は、国内販売向けが170万台、輸出向けが42万台の見通し。1~4月の生産台数は前年同期比7.1%減の66万9785台だった。同期の国内販売台数は8.9%減の57万4649台。輸出台数は、完全組み立て部品(CKD)も合わせて0.6%増の30万6498台。同連盟は輸出台数の伸び悩みについて、近隣国で生産が増加していることが要因と説明した。
運輸省陸運局の集計によると、1~4月の電動バイクの新規登録台数は31.9%増の9044台。