【亜州ビジネス編集部】
大和ハウス工業は11日、地場企業との合弁会社がバンコク東郊でマルチテナント型物流施設の新棟を着工すると発表した。現地で手掛ける複合開発の3棟目で、延べ床面積は2万1848平方メートル。港湾や空港へのアクセスが良いエリアで物流施設を増設し、需要を取り込む。来年1月の完成を予定する。
「WHAダイワ・ロジスティクスセンター・バンナ・トラッドKm.23インバウンド」事業の最終棟「B棟」を開発する。平屋建てで1区画の面積は5000平方メートルから。最大3社が入居できる。
同事業では昨年3月に事務所兼ショールームの「A棟」を着工し、同年9月に完工。次にマルチテナント型物流施設の「C棟」(延べ床面積2万3749平方メートル)を今年2月に着工しており、完工は8月予定。
合弁会社のWHAダイワロジスティクスプロパティ(WHADLP)を通じて手掛ける。同合弁は2016年設立で、大和ハウスが49%、工業団地大手の地場WHAコーポレーションが51%を出資。これまで計3事業(6棟)の物流施設などを開発し、今年3月にはベトナム北部でも物流施設を着工した。