【タイ】5月の失業率1.2%に上昇、失業者数4.6万人増

【亜州ビジネス編集部】

国家統計局(NSO)の発表によると、2024年5月の失業率は1.2%となり、前月比で0.1ポイント上昇した。失業者数は48万1900人で、4万5500人増加した。

地域別の失業率は、東北部の0.9%が最も低く、前月の1.1%から低下した。他の地域では北部が1.0%となり、前月を下回った。一方、バンコクは1.2%、中部は1.3%、南部は1.6%にそれぞれ上昇した。

労働力人口は3998万9600人、就業者数は前月比で5万1100人増の3914万300人。

産業別

◆農業=5.9%増の1069万8900人

◆製造業=2.5%増の927万3400人

◆商業・サービス業=3.9%減の1916万8000人

失業率は20年第1四半期まで1.0%前後で推移していたが、3月下旬に始まった新型コロナウイルス第1波の影響を受け、第2四半期に2.0%まで上昇。21年第3四半期には、新型コロナの流行後で最も高い2.3%まで悪化した。ただ21年第4四半期以降は低下傾向にあり、23年9~12月は4カ月連続で0.8%だった。


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