【亜州ビジネス編集部】
投資委員会(BOI)は14日、自動車部品メーカーの生産効率化に対する投資優遇措置の導入を発表した。競争力・産業レベルを引き上げると共に、電気自動車(EV)や航空機、医療機器などの分野への応用を促す。
生産効率化を目的とする設備更新やデジタル技術の導入、技術研修などに対する100万バーツ以上の投資を対象に、投資額の50%に対する法人税の3年間免除や、機械輸入関税の免除などの恩典を与える。認可を受けてから3年以内に投資を完了させることも条件とし、来年末まで申請を受け付ける。
BOIは一方、投資促進を図る重点産業に、EV用電池の修理・リサイクル事業などを追加すると発表した。将来の廃電池の増加に備え、環境に配慮した管理体制とEV産業のエコシステム(生態系)を構築する。