【マレーシア】住商がマネージドケア会社を買収、市場シェア4割確保

【亜州ビジネス編集部】

住友商事は19日、マレーシアで管理医療システム「マネージドケア」事業を展開するコンピュメッド・サービシズ(本社:クアラルンプール)を買収し、完全子会社化したと発表した。同社が保有する顧客網やサービスを活用することで、同国マネージドケア市場で約4割のシェアを確保し、最大手としての事業基盤を強化する。

現地グループ会社のSCヘルスケア・ホールディングスを通じて買収した。コンピュメッドは1998年設立。240以上の病院や2400以上のクリニックなどと提携し、顧客の民間医療保険会社・企業のニーズをくみ取った高品質なサービスを提供しているという。

住商は2019年にマネージドケア事業を手掛ける地場企業2社を買収して同国市場に参入し、同時に最大手となった。21年にはベトナムでも地場企業に出資参画。22年にマネージドケア事業全体の持ち株会社としてSCヘルスケアを設立した。


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