【タイ】24年の工場閉鎖1700カ所に増加も=ジョブズDB

【亜州ビジネス編集部】

人材紹介会社の香港系ジョブズDB(タイランド)は、2024年の国内工場閉鎖数が1700カ所以上に増加する可能性があると指摘した。経済が減速する中、法定最低賃金が引き上げられた場合、工場の閉鎖が加速する見通し。多くの従業員が解雇される可能性があるとしている。

同社によると、24年はこれまでにタイ企業の工場360カ所以上が閉鎖された。労働者1万人以上が解雇され、過去2年間の平均を上回った。この先、法定最低賃金が全国で1日400バーツに引き上げられた場合、年内の工場閉鎖数は当初予測の700カ所を大きく上回る1700カ所に増加するとみている。

同社のサイトに登録されている求人数は370万人に上る。5月に求職者がサイト内で検索した職種は「マネジャー」「経営幹部」「生産マネジャー」が多かった。これについて同社は、経済状況と製造部門の減速を反映していると説明した。


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