【亜州ビジネス編集部】
阪急阪神不動産は、不動産開発のセナ・デベロップメントと共同で新たな住宅分譲事業の販売を開始すると発表した。バンコク北部の事業で、約660戸のコンドミニアム(分譲マンション)を開発。2026年から順次完成させる。阪急阪神不動産にとってタイで37件目の事業となる。
サイマイ区で「コージーBTSサパンマイ」事業を手掛ける。各戸の専有面積は22.5~36.5平方メートルで、販売価格は129万バーツから。周辺には商業施設や病院があり、住宅地として利便性が高いエリアに位置するという。
両社はこれまでもタイで住宅の共同開発を行ってきた。近隣ではコンドミニアム事業「セナ・キスBTSサパンマイ」も手掛けており、497戸の引き渡しを行っている。
今回の事業を加えると、阪急阪神不動産が同国で手掛ける住宅分譲事業は計37件、3万530戸に拡大。東南アジアでは他にベトナムとフィリピン、インドネシア、マレーシアでも展開しており、海外の住宅分譲事業は計58件、6万5140戸に達する。