【シンガポール】1~5月の新車登録、EV比率が3割超に上昇

【亜州ビジネス編集部】

シンガポールで電気自動車(EV)の販売が増えている。陸上交通庁(LTA)によると、2024年1~5月の新車登録台数のうち32.6%がEVで、23年通期の18.1%から割合が2倍近くに上昇した。22年の11.7%からは3倍近くとなっている。ストレーツタイムズが5日付で伝えた。

国内のEV登録台数は5月末時点で1万6738台となり、登録台数全体の2.6%となった。22年末の6531台(全体の1%)に比べると約2.6倍に増えた。

政府がクリーンエネルギー車に補助金を付与していることがEV増加の一因。EVの早期購入者には1万5000シンガポールドル(約178万円)、新規購入者には2万5000シンガポールを上限に、最大で4万シンガポールの補助金を出している。

政府が21年からEV充電設備の設置に補助金を出し、充電インフラが整備されていることもEV普及を後押し。民間のマンションに設置する場合に費用の一部を政府が補助しており、国内の充電設備数は23年11月の789基から1100基に増えた。この支援は25年末まで、設置数が2000基に達するまで行われる。


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