【タイ】6月の新規工場44%増、投資額は14%増=工業省

【亜州ビジネス編集部】

工業省工場局の集計によると、2024年6月の工場新設数は前年同月比44.1%増の183件だった。前年同月を上回るのは4カ月連続。投資額は14.3%増の208億7047万バーツ、新規雇用は37.3%増の5609人だった。政府系の製油大手バンチャーク・コーポレーションの航空燃料(SAF)工場が投資額の5割を占めた。

地域別の件数

◆バンコク首都圏=61件で最大。

◆東部=48件

◆中部=28件

◆東北部=21件

◆南部=17件

◆北部=8件


投資額は首都圏が141億2571万バーツで最も大きく、これに◆東部=24億8246万バーツ◆南部=18億8645万バーツ◆中部=18億8063万バーツ◆東北部=3億7583万バーツ◆北部=1億1939万バーツ――が続いた。全体の工場閉鎖数は100件で、労働者2332人が解雇された。

1~6月の工場新設数は前年同期比24.7%増の1009件、投資額は2.8倍の1741億2855万バーツ。新規雇用は89.2%増の3万8615人だった。

バンチャークはバンコク東郊のプラカノン区でSAF工場を建設しており、来年第1四半期にも稼働を開始する。投資認可額は100億1200万バーツ。子会社のBSGFを通じて操業する。


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