【タイ】上期のEV新車登録3.6万台、BYDがシェア4割

【亜州ビジネス編集部】

運輸省陸運局の集計によると、2024年上半期の電気自動車(EV、7人乗り以下の乗用車のみ集計)の国内新車登録台数は前年同期比15.8%増の3万6497台だった。ブランド別では、中国EV最大手の比亜迪(BYD)が31.3%増の1万4665台でシェア40.2%を占め首位。足元では12カ月連続で首位を維持している。

2位以下

◆中国・上海汽車の「MG」=1.8%減の4907台

◆中国・合衆新能源汽車の「ナタ汽車(NETA)」=33.0%減の3988台

◆中国・長安汽車の「深藍(ディーパル)」=3147台(23年11月に市場参入)

◆米テスラ=51.9%減の2451台

◆中国・広汽埃安新能源汽車(AION)=2212台(23年8月に市場参入)

◆中国・長城汽車の「欧拉(オーラ)」=33.5%減の1642台

◆スウェーデンのボルボ=48.9%増の1330台

◆独BMW=69.0%増の860台――などが続いた。


6月のEV新車登録台数は前年同月比25.6%減の5657台。

ブランド別

◆BYD=1.9%減の1823台

◆深藍=765台

◆AION=595台

◆MG=37.6%減の582台

◆テスラ=54.7%減の555台

◆ナタ汽車=80.2%減の437台

◆欧拉=64.3%減の342台

◆ボルボ=60.7%増の307台

◆BMW=17.5%増の141台――の順に多かった。


モデル別では、BYDのスポーツ多目的車(SUV)「ATTO3」(819台)が最も多く、2カ月連続で首位。2位は同ブランドの小型ハッチバック「ドルフィン(海豚)」(754台)だった。ドルフィンについては、翌月の工場開所を前に6月下旬に在庫一掃の2割引きキャンペーンを実施していた。


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