【亜州ビジネス編集部】
東レは13日、北部ナムディン省で建設を進めていた繊維・染色工場の開所式を実施した。投資額は2億300万米ドル。第1期の生地の年産能力は9600万平方メートルで、同省に構える既存工場の4倍となる。国際的な繊維製品サプライチェーン(供給網)を再構築する一環として、新たに生産拠点を設けた。省人民委員会の公式サイトが同日付で伝えた。
現地法人のトップ・テキスタイルズがオーロラ工業団地の敷地31万2000平方メートルに建設した。約1800人を雇用する予定。第2期工事は来年に完成する見込みで、年産能力を1億9200万平方メートルに倍増させる。
東レはベトナムでこのほか、南部ビンズオン省にねん糸工場、中部クアンガイ省に縫製品工場を構えている。