【亜州ビジネス編集部】
中国の電気自動車(EV)メーカー、広汽埃安新能源汽車(AION)は17日、東部ラヨーン県に建設した工場を開所した。同社初の海外工場で、第1期の年産能力は5万台。地元紙によると、まず現地で昨年8月に発売したスポーツ多目的車(SUV)「AION Yプラス」などを生産する。
第1期の投資額は23億バーツ。当初は右ハンドル車を年2万台規模で生産し、国内向けに出荷するほか、近隣国にも輸出する。将来は年産能力を7万台に引き上げる計画。
アマタシティー・ラヨーン工業団地で同日、開所式を行った。AIONは中国自動車大手の広州汽車集団の傘下。現地の生産会社AIONオートモービル・マニュファクチャリング(タイランド)が今年2月から工場の建設を進めてきた。
AIONは同日、SUVの第2世代「AION V」を発表した。中国では今月23日に販売し、タイでは年内の市場投入とラヨーン工場での生産を予定する。