【亜州ビジネス編集部】
自動車情報サイトのオートライフ・タイランドなどによると、電気自動車(EV)中国最大手の比亜迪(BYD)は、来月にもタイでプラグインハイブリッド車(PHV)「シーライオン6 DM-i(旧車名シールU DM-i)」を正式発表する。今月初めに開所した東部ラヨーン県の工場で組立生産する。今年3月開幕のモーターショーで事前予約を受け付け、160台を受注していた。
同モデルはCセグメントのスポーツ多目的車(SUV)で、中国名は「宋プラスDM-i」。ホンダの「CR-V」や中国・長城汽車の「H6」と競合する。一部報道によると、販売価格は110万~140万バーツの見通し。豪州などで販売されている車両と同様のスペックになるとみられている。
BYDは現在、タイで小型車「ドルフィン(海豚)」など3モデルのEVを販売している。今月4日にはラヨーンで工場を開所し、現地生産を開始。当初の生産モデルは、販売中の3モデルのEVと、シーライオン6になるとしていた。BYD車の販売では、ポンプラパー財閥系のレバー・オートモーティブが代理店を務めている。