【インドネシア】NECが通信システムなど受注、都市鉄道延伸向け

【亜州ビジネス編集部】

NECは1日、円借款で整備が進められるジャカルタ都市高速鉄道(MRT)南北線の延伸事業で、通信システムと施設制御・データ収集システムの構築を受注したと発表した。同事業のEPC(設計・調達・建設)を請け負うインドの建設大手ラーセン&トゥブロから受注した。

NECは、2019年に開業した同路線の第1期(15.7キロメートル)でも通信システムと施設制御・データ収集システムの構築を手掛けた実績がある。通信システムについては、電気通信リング基幹伝送ネットワークシステム(BTNS)や、構内放送システム(PA)などを提供。施設制御・データ収集システムについては、鉄道運行に必要な施設の制御や管理、データ収集を行うシステムなどを構築する。

MRT南北線の延伸事業では、双日が今年4月に鉄道システム一式・軌道工事の受注を発表した。受注額は約450億円。中心部のブンダランHI駅からコタ駅までの約5.8キロメートルを延伸する工事で、30年にも全面開通する。


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