【亜州ビジネス編集部】
運輸省陸運局の集計によると、2024年7月の電気自動車(EV、7人乗り以下の乗用車のみ集計)の国内新車登録台数は前年同月比8.2%増の5468台だった。ブランド別では、中国EV最大手の比亜迪(BYD)が94.2%増の2672台でシェア48.9%を占め、13カ月連続で首位だった。
2位以下
◆中国・上海汽車の「MG」=27.2%減の775台
◆中国・長安汽車の「深藍(ディーパル)」=520台(23年11月に市場参入)
◆中国・広汽埃安新能源汽車(AION)=394台(23年8月に市場参入)
◆中国・合衆新能源汽車の「ナタ汽車(NETA)」=76.5%減の290台
◆スウェーデンのボルボ=86.0%増の240台
◆中国・長城汽車の「欧拉(オーラ)」=67.2%減の211台◆独BMW=27.8%増の161台
◆米テスラ=68.4%減の86台――などが続いた。
モデル別では、BYDの小型ハッチバック「ドルフィン(海豚)」(1833台)が最も多く、4カ月ぶりに首位を奪還。6月下旬に実施した2割引きキャンペーンで販売を伸ばしたとみられる。これに同ブランドのスポーツ多目的車(SUV)「ATTO3」(682台)が続き、3位は現地生産モデルの納車を4月に開始したMGの「MG4エレクトリック」だった。
1~7月のEV新車登録台数は前年同期比14.8%増の4万1965台。
ブランド別
◆BYD=1万7337台
◆MG=5682台
◆ナタ汽車=4278台
◆深藍=3667台
◆AION=2606台
◆テスラ=2537台
◆欧拉=1853台
◆ボルボ=1570台
◆BMW=1021台――の順に多かった。