【タイ】国内新車販売64万台予測、米フォードが下方修正

【亜州ビジネス編集部】

米系フォード・タイランドは、2024年の国内新車販売台数が64万台(前年比17.5%減)に落ち込むとの予測を明らかにした。新型コロナウイルス禍下の21年も下回り、09年以来、15年ぶりの低水準となる見通し。当初は82万~83万台を見込んでいたが、上半期の不振を受けて下方修正した。

新車販売は景気減速や家計債務の拡大を背景に低迷。24年上半期は前年同期比24.2%減の30万8027台と、上半期としては09年以来の少なさだった。自動車ローンの与信厳格化で1トンピックアップトラックの大幅減が続いている。下半期についてフォードは、政府の予算執行の加速や景気刺激策の導入、観光業の回復などで改善すると見込む。

上半期のフォード車の販売台数は43.8%減の1万1307台。大半を占める1トンピックが43.9%減だった。年間では2万4000台となり、前年を4割ほど下回るとみている。


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