【亜州ビジネス編集部】
三菱地所と野村不動産は14日、ハノイ市東部の高層分譲住宅開発「ザ・セニーク・ハノイ」に参画すると発表した。シンガポール政府系の不動産開発キャピタランド・デベロップメント(ベトナム)と共同で、約2150戸の分譲住宅などを開発する。9月ごろに着工し、2027年の完成を予定する。
コングロマリット(複合企業)大手ビングループ傘下で不動産開発最大手のビンホームズが手掛ける都市開発事業「ビンホームズ・オーシャンパーク」内に、地下1階・地上37階建ての3棟を建設する。敷地面積は約2万1000平方メートルで、住宅面積は1戸当たり42~430平方メートル。総売上高は6億シンガポールドル(約670億円)超を見込む。
三菱地所は市西部案件にも参画
三菱地所は同日、市西部の高層分譲住宅開発「ルミ・ハノイ」に参画することも発表。キャピタランド・デベロップメント(ベトナム)、シンガポールの不動産開発大手ファーイースト・オーガニゼーションと共同で、約3950戸の分譲住宅などを開発する。今年第1四半期に着工済みで、26年以降に順次完成させる。三菱地所の海外案件としては、過去最大戸数となる。
地下1階・地上29~35階建ての9棟で構成する。敷地面積は5万6000平方メートルで、住宅面積が1戸当たり42~410平方メートル。総売上高は10億シンガポールドル超を見込む。