【ベトナム】三井物産、自動車販売タスコ・オートの戦略的株主に

【亜州ビジネス編集部】

交通インフラ・不動産開発を手掛ける地場タスコは16日、三井物産が自動車販売子会社タスコ・オート(旧SVCホールディングス)の戦略的株主になったと発表した。出資は段階的に行われ、最初の出資は先月31日に完了した。三井物産はこれまで培ってきたノウハウや技術システムを提供することで業務効率・管理体制の改善などを支援し、タスコ・オートの事業拡大につなげる。

タスコ・オートは90店のショールームでトヨタや三菱自動車、米フォードなどの14ブランドを扱い、国内の自動車販売市場で最大のシェア13.3%を占める。タスコは昨年に完全買収して現社名に変更した。来年には自動車組立生産に参入する計画で、他社ブランドの車両を組立生産する。

三井物産はベトナムでの主要事業として、傘下の三井石油開発(MOECO)が南部キエンザン省沖のガス田「ブロックB」開発事業に参画しているほか、エビ生産加工大手の地場ミンフー・シーフードに出資参画している。


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