【亜州ビジネス編集部】
フィリピン自動車工業会(CAMPI)のロンメル・グティエレス会長は19日、2024年の新車販売台数が過去最多の50万台(前年比16.3%増)に達する可能性があると述べた。1~7月の販売が予想以上に好調だったと指摘。下半期も勢いを持続できると見込む。各紙が伝えた。
同協会が掲げる年間目標の46万8300台(前年比9.0%増)は保守的な数字であり、達成を楽観していると説明。新車販売が好調な理由には、自動車金融の成長や各社の新モデル投入などを挙げた。地方で販売が伸びており、特に首都近郊を含む中部ルソン地方やカラバルソン地方の伸びが著しいという。
23年の新車販売台数は21.9%増の42万9807台となり、年間の過去最多を更新。24年1~7月は前年同期比10.9%増の26万5610台で、月間販売は7月まで29カ月連続で前年同月比プラスで推移している。