【タイ】長安汽車、高級ブランド「アバター」を来月発表

【亜州ビジネス編集部】

中国自動車大手の長安汽車は、高級電気自動車(EV)ブランド「アバター(AVATR、中国名「阿維塔」)」を来月中に発表すると明らかにした。まずスポーツ多目的車(SUV)「アバター11」を投入する。また、11月には「深藍(ディーパル)」ブランドのSUV「E07」を発表する。22日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。

「アバター11」は二輪駆動(2WD)と四輪駆動(4WD)にそれぞれ「スタンダード」と「ロングレンジ」のグレードがあり、航続距離は580~730キロメートル、最高時速はいずれも200キロメートルとしている。中国では30万~39万人民元(約610万~800万円)で販売している。

「E07」は11月開幕の「タイランド・インターナショナル・モーターエキスポ」に出展する予定。「深藍」ブランドは東部ラヨーン県に建設中の工場での生産も計画している。

長安汽車は昨秋に「深藍」ブランドの2モデルのEVを発表してタイ市場に参入した。工場は来年3月にも稼働を開始する予定で、現在の進ちょく率は80%。当初の年産能力は10万台を計画する。EVやプラグインハイブリッド車(PHV)を生産し、タイ国内や東南アジア、オセアニア、英国、南アフリカなどに出荷する。


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