【亜州ビジネス編集部】
ミャンマー政府は1日、電気料金を5年ぶりに引き上げた。燃料高による発電コストの上昇に対応するためで、事業者向けの料金は以前の2倍以上に設定。ヤンゴンの一般家庭でも約2倍の引き上げとなる。各紙が伝えた。
情報省の発表によると、事業者向けの新たな料金は、月5000キロワット時(kWh)までが1kWh当たり250チャット(約17円)となり、これまでの2倍の水準。5001~2万kWhは400チャットで以前の2.7倍、2万kWh以上は500チャットで以前の4.0倍に引き上げられた。
家庭向けの新たな料金は月1~50kWhが1単位当たり50チャット、51~100kWhが100チャット、101~200kWhが150チャット、201kWh以上が300チャット。ヤンゴンの一般家庭では月400kWhを使用しており、料金は従来の2倍の約10万チャットとなる。
1日からパスポート(旅券)の発行手数料も増額。これまでの3万5000チャットから4万チャットに約14%引き上げた。