【シンガポール】コメダHD、飲食店運営会社を買収

【亜州ビジネス編集部】

「コメダ珈琲店」を展開するコメダホールディングスは6日、シンガポールで飲食店を運営するプーン・リソーシズを買収すると発表した。1680万シンガポールドル(約18億5400万円)を投じて株式70%を取得する。これまで培ってきたコメダ珈琲店の店舗展開能力と、プーンのノウハウを合わせることで両社の出店地域のさらなる拡大を図る。

7月に設立したアジア地域統括子会社のコメダ・インターナショナル・ホールディングス(KIH)を通じて、来月1日に複数の個人から株式を取得する。これに先立ち、KIHの資本金を現在の10米ドルから1700万米ドルに増資する。

プーンは2004年設立で、資本金は25万シンガポールドル。シンガポール国内で、カフェやタイ料理店など計30店舗を展開している。23年12月期の売上高は前年比12%増の3292万4000シンガポールドル、純利益は42%減の190万シンガポールドルだった。

コメダ珈琲店の海外店舗数は今年7月時点で38店舗。中国と台湾、香港、インドネシアで展開している。


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