【亜州ビジネス編集部】
タイ投資委員会(BOI)の11日発表によると、大塚製薬はバンコク西郊サムットサコーン県で療養食の工場新棟を開所したと発表した。投資額は5億5800万バーツ。生産能力を増強し、アジア各国で拡大する需要を取り込む。
現地法人のタイ大塚製薬が10日に開所式を行った。需要が増えている糖尿病や肝臓病、腎臓病の患者向けなどの療養食を増産する。国産原料の調達比率は97%で、調達額は年4億バーツを見込む。
タイ大塚製薬は1973年設立。これまでBOIから4件の投資認可を受けており、総投資額は30億バーツを超える。工場では900人以上を雇用して療養食や医薬品を生産。東南アジアや南アジア、アフリカなどに製品を出荷している。