【亜州ビジネス編集部】
東南アジア電子商取引(EC)大手のショッピーは18日、米グーグル系の動画共有サイト「ユーチューブ」と組み、視聴動画から簡単に商品を購入できるサービス「ユーチューブショッピング」を東南アジアで展開すると発表した。この分野で先行する中国系「ティックトック」に対抗するもので、まずはインドネシアで立ち上げ、タイやベトナムにもサービスを広げる。ロイター通信などが伝えた。
従来のユーチューブ動画では、配信者がECサイトで販売したい商品のリンクを概要欄に掲載し、購入者がこれを探してクリックする必要があった。ユーチューブショッピングでは動画上のタグをクリックして購入ページに進めるなどサービスを簡素化する。視聴者が動画視聴中に簡単に購入手続きに進めるようにし、販売の活性化を図る。
ティックトックは既に同様のサービス「ティックトックショップ」を東南アジアで展開。買収したインドネシアEC大手のトコペディアと組み、事業拡大を図っている。