【インドネシア】日立建機、超大型油圧ショベルを量産

【亜州ビジネス編集部】

日立建機は20日、ジャカルタ東郊の工場で11月に120トンクラスの超大型油圧ショベルの量産を開始すると発表した。グループ全体の生産能力を増強する中、インドネシアは比較的小・中規模の鉱山が多く、120トンクラスの油圧ショベルの需要が高いことから、同国での生産を決めた。

現地法人の日立建機インドネシアが西ジャワ州ブカシのチビトン第2工場を増築。新たな生産設備や組み立てスペースを設けて、超大型油圧ショベル「EX1200」を生産する。増築したエリアでは、鉱山機械の溶接構造物の生産品目も広げる。

現在は主に茨城県ひたちなか市の工場で超大型油圧ショベルを生産し、世界各国の顧客に提供している。インドネシア法人はこれまで、中型油圧ショベルを生産するほか、超大型油圧ショベルのフロント(ブーム、アーム、バケット)や、トラックフレーム、ダンプトラックの荷台など鉱山機械の溶接構造物の生産も担ってきた。

日立建機インドネシアは工場2カ所を操業。チビトン第2工場は敷地面積10万平方メートルで、今年3月末時点の雇用数は約1500人に上る。近隣のチビトン第1工場は面積21万平方メートル。


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