【中国】深セン男児刺殺事件、「偶発的な事件」と地元紙

【亜州ビジネス編集部】

ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)によると、広東省深セン市の日本人学校の男子児童が登校途中、男に刺殺された事件で、地元紙の「深セン特区報」は20日、警察は「偶発的な事件」とみていると報じた。日本を狙った事件でないことを強調し、日中関係のこれ以上の悪化を避ける狙いがあるとみられている。

犯行後に拘束された男は単独犯とみられ、容疑を認めている。在日本の中国大使館によれば、中国の孫衛東・外交部副部長は19日、日本側への説明で、犯行は前科のある者が行ったと述べた。

江蘇省蘇州市で今年6月、日本人母子が中国人の男に刃物で襲われた事件でも、中国政府は「偶発的な事件」との見方を示した。

台湾メディアの中央通信社によれば、日本の柘植芳文・外務副大臣は22日、北京で孫副部長と会談し、在留邦人の安全確保と、SNSでの「根拠のない悪質な反日的な書き込み」に対する管理を強化するよう求めた。


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