【マレーシア】24年の新車販売予想、79万台に上方修正=RHB銀

【亜州ビジネス編集部】

商業銀行のRHB銀行傘下の調査会社RHBリサーチは、2024年の新車販売予想を従来の74万台から79万台に上方修正した。低調だった第2四半期の反動で第3四半期に販売が大きく伸びるほか、最大シェアを誇る国民車メーカーのプロドゥアが予想以上に好調とみて、予想を引き上げた。国営ベルナマ通信が伝えた。

上方修正したものの、23年の79万9731台からは1%減少する見通し。RHBリサーチは、国内自動車市場が販売減少の周期に入り、各メーカーが影響を受けていると説明した。ただ手頃な価格設定と高いコストパフォーマンスが評価されるプロドゥアは例外になる可能性があるとした。

プロドゥアの7月の販売台数は前年同月比14%増、同じく国民車メーカーのプロトンも13%増と共に好調だった。年初来の市場シェアはこれら2社が計63%を占めている。一方、非国産ブランドでは中国メーカーの相次ぐ参入で競争が激化し、各社が苦戦しているという。

RHBリサーチは電気自動車(EV)について、まだ価格が高く、国内では人気も上がっていないことから、販売全体への影響は少ないとみている。


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