【インドネシア】新首都で外資事業3件着工、ホテルや住宅など

【亜州ビジネス編集部】

東カリマンタン州の新首都ヌサンタラで25日、ジョコ大統領立ち合いのもと総額1兆1500億ルピア(約109億円)に上る外資事業3件の建設が始まった。中国とロシア、豪州の企業がそれぞれ進めるもので、ホテルや住宅、学校を建設する。ジャカルタグローブなどが同日付で伝えた。

中国のデロニクスグループ(徳朧集団)はホテルやオフィス、商業スペースを含む複合施設を着工。認可額は5000億ルピアで、2万4000平方メートルを開発する。ホテルは「Dプリマ・ホテル・ヌサンタラ」として154室を提供する。

ロシアのマグナム・エステートは高級住宅を建設。開発面積は1万3000平方メートルで、現地の投資家と共同で5000億ルピアを投じる。

豪オーストラリア・インディペンデント・スクール(AIS)は小中高の一貫校を建設。1500億ルピアを投じて7900平方メートルを開発する。

ヌサンタラへの遷都は2022年に国会で可決された。首都ジャカルタがあるジャワ島が過密状態にあり、地震などの災害も多いことが理由。開発面積は2561平方キロメートルで、移転作業を今年開始し、45年までに移転を完了する計画となっている。


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