【亜州ビジネス編集部】
衣料雑貨店「無印良品」を展開する良品計画は9月30日、インドネシアとカンボジアに商品の開発・生産管理を担う現地法人を設立したと発表した。提携先工場から近い場所に拠点を設けることで、生産管理体制の強化や品質改善を図る。
7月にインドネシアのジャカルタで現地法人MUJIグローバル・ソーシング・インドネシアを、9月にカンボジアのプノンペンでMUJIグローバル・ソーシング(カンボジア)を設立した。資本金はそれぞれ100億ルピア(約9400万円)、60万米ドル。提携先工場で現物・実態を見て対応することにより、製造工程での無駄を省いて生産効率の最大化を図る。また、現地の暮らしの知恵から学ぶことで、各現法を起点とした素材・商品開発も行う。
良品計画は同日、インドでも同様の現法を設立したと発表。海外ではこのほか中国の2カ所とベトナムのホーチミン市にも同様の拠点を構えており、拠点数は5カ国の6カ所に増えた。