【タイ】長安汽車のEV「アバター」、第1弾200台が完売

【亜州ビジネス編集部】

中国自動車大手の長安汽車は、先月中旬に正式発表した高級電気自動車(EV)ブランド「アバター(AVATR、中国名「阿維塔」)」のスポーツ多目的車(SUV)「アバター11」について、特別価格で販売した最初の200台が完売したと明らかにした。多くの消費者の関心を集めたことから、今月中に追加で200台を限定販売する。1日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。

タイで同ブランドの車両の投入は初めてだった。「スタンダード」と「ロングレンジ」の2グレードを用意し、最初の200台は特別価格でそれぞれ199万9000バーツ、219万9000万バーツで販売した。当初は201台目から販売価格を10万バーツ引き上げる予定だったが変更し、201~400台目は4万バーツの引き上げにとどめる。

長安汽車は昨秋に「深藍(ディーパル)」ブランドの2モデルのEVを発表してタイ市場に参入。その後、「長安」ブランドの小型EV「ルミン(糯玉米)」も発売した。現地生産に向けて東部ラヨン県で工場建設を進めており、来年3月にも稼働を開始する予定。当初の年産能力は10万台を計画する。EVやプラグインハイブリッド車(PHV)を生産し、タイ国内や東南アジアなどに出荷する。


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