【マレーシア】住友ベークライト、液状フェノール樹脂の供給拡大

【亜州ビジネス編集部】

住友ベークライトは2日、ジョホール州の拠点から積層板などの材料となる液状フェノール樹脂の供給を拡大すると発表した。東南アジアと西南アジア、オセアニア地域の顧客への安定供給体制を整備し、需要拡大が続く各地域でプレゼンスを高める。

回路製品を生産する現地法人SNCインダストリアル・ラミネイツからの供給を増やす。同社は1992年に工場の操業を開始し、当初は内製用にフェノール樹脂を生産していたが、2020年から一部を外部に販売。昨年には本格的な外部販売を開始し、今後さらなる拡販を図る。

同法人はパシルグダン工業団地で敷地面積6万平方メートルの工場を操業。フェノール樹脂のほか、フェノール樹脂銅張積層板やアルミベース銅張積層板、航空機内装材などを生産している。


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