【亜州ビジネス編集部】
独立系発電事業者(IPP)のガルフ・エナジー・デベロップメントは、三井物産と合弁で東部ラヨーン県に建設した天然ガス火力発電所の最終4号機が今月初めに商業運転を開始したと発表した。総出力は2650メガワット(MW)。ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)式で、三菱重工業がガスタービンなど設備をフルターンキー契約で建設した。
三井物産とガルフは同県プルアクデーン郡と東部チョンブリー県でそれぞれ2650MWの天然ガス火力発電所を建設。うちチョンブリーの発電所は2022年10月に完成していた。タービンなど発電設備は2カ所合計で8基を三菱重工に発注し、1基当たりの出力は662.5MWに上る。