【マレーシア】1~8月のEV登録数2.2倍に、BYDがシェア4割

【亜州ビジネス編集部】

マレーシア交通局(JPJ)によると、2024年1~8月に登録された電気自動車(EV)の数は前年同期比121%増の1万4321台だった。中国EV最大手の比亜迪(BYD)が5603台で全体の39%を占め、ブランド別トップだった。各紙が伝えた。

2位以下

◆米テスラ=3829台

◆独BMW=1078台

◆中国・奇瑞汽車(チェリー)=471台

◆中国・長城汽車(GWM)=448台

◆中国・吉利汽車が出資するスマート・オートモービル(智馬達汽車)=403台


モデル別では、1~5位をBYDとテスラが占めた

◆首位はBYDのセダン「シール(海豹)」の2267台

◆BYDのスポーツ多目的車(SUV)「ATTO3」=2217台

◆テスラのセダン「モデル3」=1978台

◆テスラのSUV「モデルY」=1851台

◆BYDの小型ハッチバック「ドルフィン(海豚)」=1119台


エンジン車も含む登録台数全体に占めるEVの割合は1~8月に2.7%となり、22年通期の0.4%、23年通期の1.6%から上昇。ただし、30年までに15%とする政府目標は大幅に下回っている。

政府はEVの普及拡大に向けて優遇措置を講じている。道路税は25年末まで免除し、26年以降に徴収開始するもののエンジン車より低額とする。国民車メーカーではプロトンがEVの自社ブランド「e.Mas(イーマス)」を発表しており、第1弾を24年12月に発売する予定。最大手プロドゥアは25年までに第1弾を投入するとみられている。


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