【亜州ビジネス編集部】
ホンダは9日、電動バイクの新モデル「CUV e:(シーユーヴィー イー)」と「ICON e:(アイコン イー)」をインドネシアで発表した。現地で生産し、同国を皮切りに世界展開する。
バイク事業の合弁会社アストラ・ホンダ・モーター(AHM)が年内に全国で販売する。「CUV e:」は交換式の電池を2個搭載。1回の充電で最大80.7キロメートル走れる。販売価格は通常モデルが5300万~5700万ルピア(約50万4000~54万3000円)、スマートフォンと接続できる上位モデルが5700万~6100万ルピアとする。
「ICON e:」は、昨年にAHM初の電動バイクとして発売された「EM1:e」をベースに電池など主要電動部品を変更。外装もインドネシア向けに一新した。電池は固定式で、航続距離は53キロメートル。2800万~3200万ルピアで販売する。新たに電池固定式のモデルを加えることで、顧客の選択肢を増やす。