【亜州ビジネス編集部】
ベトナム自動車工業会(VAMA)が10日発表した2024年9月の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年同月比44.2%増の3万6585台だった。前年同月を上回るのは6カ月連続。月3万台を超えるのは23年12月以来、9カ月ぶりで、政府が国内生産車の自動車登録料を半額化したことが追い風になっている。
内訳は乗用車が47.3%増の2万8973台、商用車が32.8%増の7367台など。国産車は17.5%増の1万9500台、輸入車は94.5%増の1万7085台だった。国産車の販売が輸入車を上回るのは5カ月ぶり。9月1日に国産車の登録料半額化が始まったことが背景にある。半額化は11月30日まで3カ月間実施される。
VAMA会員企業の販売台数は33.5%増の3万2023台。ブランド別ではトヨタ(レクサス含む)が66.3%増の7143台で首位となり、これに三菱自動車、韓国・起亜、米フォード、マツダが続いた。なおVAMA非加盟の韓国・現代自動車の販売台数は9.1%増の6518台で、VAMA首位のトヨタをやや下回る水準だった。
1~9月は7.5%増
1~9月の新車販売台数(一部企業除く)は前年同期比7.5%増の22万5583台だった。内訳は乗用車が7.5%増の16万8245台、商用車が7.4%増の5万5564台など。国内生産車の販売は7.5%減の11万3641台、輸入車は28.5%増の11万1942台だった。
VAMA会員企業の販売台数は2.0%増の19万3854台。ブランド別ではトヨタ(レクサス含む)が4.5%増の4万1517台で最も多く、これにフォード、三菱自、起亜、マツダが続いた。VAMA非加盟の現代自は0.6%減の4万907台で、VAMA首位のトヨタをやや下回った。