【亜州ビジネス編集部】
半導体搬送装置メーカーのローツェは11日、北部ハイフォン市に新工場を建設すると発表した。総額3億3000万米ドルを投じ、生産能力を従来の2倍に拡大する。2025年半ば~32年に段階的に建設する計画。既存製品の需要増加に対応するほか、新規開発製品の量産体制を整備して市場投入を加速させる。
現地法人のローツェロボテックが、既存工場と同じ日本ハイフォン工業団地内に新工場を設ける。敷地面積は約23万8300平方メートル、延べ床面積は約18万平方メートル。第1期は2026年春ごろに着工し、27年春ごろの完成を予定する。第2期以降は市場動向を踏まえながら順次実施する。
ローツェロボテックは1996年設立で、モーター制御機器・半導体製造装置用ロボットの製造を手掛ける。今年9月末時点の従業員数は3028人。