【マレーシア】9月の新車販売15%減、予算案発表前の買い控えも

【亜州ビジネス編集部】

マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2024年9月の国内新車販売台数は、前年同月比14.9%減の5万8032台だった。前年同月を下回るのは2カ月連続で、前月比でも19.8%減少した。営業日が少なかったほか、10月18日の25年度予算案発表を前に買い控える動きが強まった。各紙が伝えた。

車種別では、乗用車が前年同月比14.0%減の5万2922台、商用車が22.9%減の5110台だった。

1~9月の販売台数は前年同期比3.9%増の59万4037台。乗用車は6.0%増の54万3903台、商用車は15.0%減の5万134台だった。

一方、9月の生産台数は前年同月比19.9%減の5万5383台となり、3カ月ぶりに減少。乗用車は20.4%減の5万1730台、商用車は11.1%減の3653台だった。1~9月の生産台数は4.7%増の59万3050台。乗用車は5.4%増の55万9458台、商用車は6.1%減の3万3592台だった。

なおMAAは7月、24年の年間販売台数の予想を76万5000台へと3.4%上方修正。国内経済や金融市場の安定、小型乗用車の受注残の多さ、新型モデルの好調さなどが背景にあるとしている。


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