【マレーシア】最賃13%引き上げへ、来年2月から月1700リンギ

【亜州ビジネス編集部】

政府は18日、来年2月に最低賃金を現在の月額1500リンギ(約5万2000円)から1700リンギに13.3%引き上げると発表した。この日の25年度予算案発表に合わせて明らかにしたもので、生活水準の向上や賃金格差の縮小を後押しする。同日付各紙が伝えた。

2月1日付で施行する。ただし従業員5人未満の雇用主については6カ月の猶予期間を設け、8月1日からの適用とする。

最低賃金の引き上げに合わせ、政府は技能職に関する初任給ガイドラインを設ける予定。産業・生産技術者は2290リンギ、機械技師は3380リンギ、クリエイティブ・コンテンツデザイナーは2985リンギに設定するなどとしている。

政府は2013年に初めて最低賃金を導入し、当初は地域により800~900リンギに設定。その後段階的に引き上げ、19年には全国一律で1100リンギ、22年には1500リンギとしていた。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る