【亜州ビジネス編集部】
日本航空(JAL)は、日本の農水産品の輸出拡大に向けてバンコク都内の日本生鮮卸売市場「トンロー日本市場」の運営会社と協業すると発表した。一気通貫の航空貨物輸送サービスを提供するなど、日本からタイへの鮮魚などの輸出拡大に取り組む。
市場運営のJバリューとの間で基本合意書を交わした。JALグループは通関・地上配送を含む空地一体となった物流サービスを提供。厳格な温度管理などが必要でこれまで現地での流通が困難だった日本の生鮮品を、輸送コストを抑えつつ日本国内と同等の高品質な状態で提供するという。一方、各種イベントの開催などを通じて市場への来客を増やし、認知度向上や需要創出につなげる。