【亜州ビジネス編集部】
サントリー食品インターナショナルと米ペプシコの合弁会社、サントリー・ペプシコ・ビバレッジ(タイランド)は24日、中部サラブリー県の工場で第3期拡張工事を開始したと発表した。生産能力を増強すると共に製品の幅を広げる。
先月に定礎式を開催した。米国の建築物環境認証「LEED」のシルバーレベルに適合するよう設計。高効率の生産ラインや排水再利用のシステムなどを設けるほか、容器の殺菌・成形、飲料の充てんなどで水やエネルギーの使用量を抑えられる設備を導入する。
同合弁はサラブリーのノンケー工業団地と東部ラヨーン県のアマタシティー・ラヨーン工業団地で工場を操業。コーヒー飲料「ボス」やウーロン茶「ティープラス」、コーラ飲料「ペプシコーラ」などを生産販売している。
サントリーとペプシコはベトナムでも生産増強を進めており、今春には南部ロンアン省で清涼飲料の新工場を着工。2026年第1四半期の操業開始を予定する。