【亜州ビジネス編集部】
ホンダの現地法人ホンダ・ベトナムは、電動バイクの2モデルを発売すると発表した。ベトナム市場では同社初の電動バイクとなる。「ICON e:(アイコン イー)」と「CUV e:(シーユーヴィー イー)」を発売し、特に学生向けの拡販に注力する。
ホーチミン市で23~27日開催された国内最大の自動車展示会「ベトナム・モーターショー」で発表した。「ICON e:」は学生向けに設計したモデルで、都市部での移動に適した小型サイズかつ、ファッション性の高さも売りとする。「スポーツ」「スペシャル」「プレミアム」の3グレードを展開する。販売価格(電池なし)は3000万ドン(約18万円)を下回る見通しで、電池は走行距離の制限を設けずに手ごろな価格でレンタルする。
一方、「CUV e:」は交換式の電池を2個搭載したモデルで、最高時速は83キロメートル。シンプルで洗練されたデザインが特徴で、スマートフォンに接続できる機能も備える。
ホンダ・ベトナムはこれまで、ベトナム郵政総公社(VNポスト)やファストフード・チェーン大手ロッテリアの現地法人ロッテリア・ベトナムに電動バイクを提供していたが、一般向け発売は今回が初となる。
ホンダは今月10日にインドネシアでも「ICON e:」と「CUV e:」を発表している。