【亜州ビジネス編集部】
タイ投資委員会(BOI)の25日発表によると、政府は半導体・電子産業の戦略策定を担う「国家半導体・最先端電子産業政策委員会」を設立する。ペートンタン首相を委員長として統一的な国家戦略・目標をスピード感を持って打ち出し、産業育成を加速したい考え。域内で半導体産業の中心地としての地位確立を図る。
24日付で首相が関連文書に署名した。首相が委員長、ピチャイ副首相が副委員長に就任し、委員には関連閣僚のほか、タイ工業連盟(FTI)会長らも加わる。マスタープラン(基本計画)の策定などにより、投資誘致や人材育成、サプライチェーン(供給網)構築などの政策の方向性や目標を明確化する狙い。各省庁の関連計画・事業を監督する役割も持つ。