【タイ】9月の失業率0.8%に低下、失業者数10万人減

【亜州ビジネス編集部】

国家統計局(NSO)の発表によると、2024年9月の失業率は0.8%となり、前月比で0.3ポイント低下した。失業者数は34万3100人となり、10万1000人減少した。

失業率は23年12月以来、9カ月ぶりの低水準。地域別では北部と東北部の0.6%が最も低く、北部は前月の1.1%から、東北部は0.7%からそれぞれ低下した。他の地域では中部が0.8%、南部が1.0%となり、前月をそれぞれ下回った。一方、バンコクは1.4%に上昇した

労働力人口は4069万9000人、就業者数は前月比で39万5600人増の4032万100人。産業別では◆農業=3.0%増の1285万2900人◆製造業=0.1%増の875万2700人◆商業・サービス業=0.1%増の1871万4500人――だった。

失業率は20年第1四半期まで1.0%前後で推移していたが、3月下旬に始まった新型コロナウイルス第1波の影響を受け、第2四半期に2.0%まで上昇。21年第3四半期には、新型コロナの流行後で最も高い2.3%まで悪化した。ただ21年第4四半期以降は低下傾向にあり、23年9~12月は4カ月連続で0.8%だった。


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