【亜州ビジネス編集部】
タイ投資委員会(BOI)の29日発表によると、米データセンター(DC)大手のエクイニクスは、今後10年間でタイ事業に総額165億バーツを投資する。タイと周辺国で拡大する需要を取り込みたい考え。BOIはこのほど、第1弾となる71億8000万バーツ超のデータセンター事業を認可した。2027年にも稼働を開始する。
エクイニクスはタイにデータセンターを設けて、同国内のほかCLMV(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)の顧客にもサービスを提供する。タイ政府がAI(人工知能)などデジタル産業の育成に力を入れていることや、政府の投資促進策が充実していること、通信や電力が安定していることなどを拠点設置の理由に挙げた。