【インドネシア】10月のインフレ率1.7%、2年11カ月ぶり低水準

【亜州ビジネス編集部】

インドネシア中央統計局は1日、2024年10月の消費者物価指数(CPI)が106.01(2022年=100)となり、前年同月比で1.71%上昇したと発表した。前月の1.84%を下回り、7カ月連続で伸びが減速。21年11月以来、2年11カ月ぶりの低水準となった。

11部門のうち9部門がプラスで、上昇率はパーソナルケア・その他の7.06%が最高。前月の6.25%から伸びが加速した。次いで高かった部門は食品・飲料サービスで2.36%。これに食品・飲料・たばこが2.35%、教育が1.90%で続いた。

CPIは前月比で0.08%上昇した。プラスは6カ月ぶり。9部門がプラスで、パーソナルケア・その他が0.94%で最も上がった。一方、運輸がマイナス0.52%で最も下がった。

中銀は24年のインフレ率目標を1.5~3.5%のレンジに設定。インフレ抑制に向け22年8月から政策金利を引き上げてきたが、物価高が落ち着いたことから24年9月に約3年半ぶりに利下げした。なお23年のインフレ率は2.61%で、前年の5.51%を下回り3年ぶりに減速した。


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