【亜州ビジネス編集部】
自動車大手の比亜迪は1日引け後、今年10月の新エネルギー自動車(NEV)販売台数について、前年同月比66.5%増の50万2657台に拡大したと発表した。プラス成長は8カ月連続。5カ月連続で過去最多を更新し、初めて50万台を超えている。伸び率は前月(45.9%)を上回った。生産台数も74.6%増の53万6134台に膨らんだ。販売の内訳は、乗用NEVが前年同月比66.2%増の50万526台。うち電気自動車(EV)は14.6%増の18万9614台、プラグインハイブリッド車(PHV)は129.3%増の31万912台で推移している。
このほか、バスなど商用NEVは188.8%増の2131台に拡大した。また、海外での乗用NEV販売は3万1192台で、うち輸出が2万8012台。増減率は明らかにしていない。
1~10月の累計では、NEV販売が前年同期比36.5%増の325万532台、生産が36.3%増の329万7044台に伸びた。
2024年の国内販売目標は330万台に設定。「秦」「漢」「唐」「宋」などの王朝シリーズで170万台、「海豚」「海鴎」「海豹」など海洋シリーズで160万台を目指す。この数字は海外販売を含んでいない。
BYDは22年3月からガソリン車の生産を停止。販売台数についても、ガソリン車のデータはゼロとなっている。