【亜州ビジネス編集部】
重慶拠点の大手自動車メーカー、重慶長安汽車は4日、今年10月の営業実績(速報ベース)を発表し、新車販売台数が前年同月比4.1%増の25万832台に拡大したと報告した。プラス成長は5カ月ぶり。生産台数は11.7%減の24万2133台に下向いている。
合弁ブランドはまちまち。長安福特(長安フォード)が3.2%増の1万9789台、長安馬自達(長安マツダ)が41.5%減の7521台で推移した。一方、自主ブランド新エネルギー自動車(NEV)の販売台数は8万5272台だった。
1~10月の累計では、全体の販売台数が前年同期比2.1%増の215万5811台。自主ブランド車は179万7364台で、うち自主ブランドNEVが53万2890台。全体の生産台数は4.9%減の201万2300台で推移した。
同社はミニバンや小型トラックを生産するほか、スズキやマツダ、米フォードと合弁事業を手がける。新エネ車の開発加速。2025年時点で、販売全体に占める新エネ車の比率を10%に引き上げる方針。自動運転車の自主開発にも着手した。